老人ホーム マップ

老健とはどんなところ？

介護老人保険施設、通称「老健」は、病院と在宅生活をつなぐリハビリに重点を置いた中間施設として出発しましたが、介護保険の対象施設となってからは、特養の入所待ちなど、長期収容施設と化しているところも少なくありません。

　リハビリをしっかり受けたい場合は、個別リハビリ計画に基づいた日課が組まれているか、短期集中リハビリを行っているか、理学療法士など専門職の数などをよく確認することです。認知症短期集中リハビリを行う施設もあります。

　また、医師は常駐ですが、介護保険で行える医療行為は限られているので、持病によっては入所が難しいこともあります。事前に確認が必要です。

　２０１２年３月に廃止になる介護療養型医療施設から転換する老健では、夜間看護体制の充実や看取りまで行える医療や看護配置が検討されています。

「特養」とはどんなところ？

介護保険が始まるはるか昔から、自宅で介護が難しい高齢者の入所施設としての歴史を持つ特別養老老人ホーム（通称特養）。介護保険の対象施設となってからは、正式名称を「介護老人福祉施設」といいます。入所者30人未満の小規模特養は、原則、その市町村に住む人だけが入所できる、市町村管轄の地域密着型施設となりました。

　入所に数年待ち、数百人待ちと言われますが、独居や重介護など、必要性の高い人から入れるよう、ポイント制の導入が増えているので、あきらめずにとにかく申し込んでおくことです。複数の施設への申込みも可能です。また、地域密着型施設は、その市町村に住む人が優先なので狙い目です。

　新設時もチャンス、市町村や都道府県の介護保健施設整備担当に問い合わせ、情報は早めにゲットするのが手です。

おすすめ情報